音声データを文字にしたいなと思いませんか。それを「文字起こし」と呼びます。そういう副業もあります。短いデータでしたら、少し聴いては止めて書く、あるいはタイピングして入力するという作業でも何とかなりますが、長いデータだとこの方法はかなり大変です。もう少し簡単にできないでしょうか。できます! ただし、何もせずにAIがすべてやってくれるということは、現時点ではありません。やはり多少の作業が必要です。
Googleドキュメント(MS Word)とバーチャルケーブルを使う
では、どうしたらいいのでしょうか。パソコンとGoogle chrome、Googleドキュメント、そしてVB -Audio Virtual Cableというソフトを使います。(Microsoft Office 365 または Word on webでも出来ます)
バーチャルケーブルがすでインストールされていれば①は必要ありません。タスクバーのスピーカーアイコン①と②で確認できます。①のスピーカーアイコンをクリックすると上に音量調節画面が表示されます。その右すみにの②^をクリックして、CABLE Inputと黄色い矢印のように表示されるなら、インストール済みです。インストールされていなければ、スピーカーだけの表示です。
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VB -Audio Virtual Cableをダウンロード
①まず、準備としてVB -Audio Virtual Cableをダウンロードしてインストールします。このソフトを使うとGoogleドキュメント(またはWord)は音声データをコンピューター内で直接認識できます。
②VB Audio Softwareのサイトを開きます。 こちら 英語のサイトですが、難しくはありません
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③赤丸をクリックしてソフトをダウンロードします。
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④保存をクリックします。
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⑤保存したZipファイルを解凍するためにZipファイルを選択した状態で、上部の圧縮フォルダーツールをクリックします。
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⑥すべて展開をクリックします。
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⑦展開をクリックすると、解凍されたフォルダが表示されます。
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⑧パソコンのOSが32bitなら上、64bitなら下を右クリックします。そして管理者として実行をクリックします。
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⑨このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?と表示されたら、はいをクリックします。
⑩そして、Install Driverをクリックします。
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⑪このデバイスソフトウェアをインストールしますか?と表示されるのでインストールをクリックします。そしてInstallation Complete and Successful!と表示されたらOKをクリックします。これでVB-Cableのインストールは完了です。
⑫パソコンのサウンドの設定を開き、出力設定をCABLE Input、入力設定をCABLE Outputにします。
⑬Google Chromeを起動します。もしあなたのパソコンに入っていなければ、インストールしましょう。
⑭アプリをクリック>ドキュメントをクリック>新しいドキュメント作成の空白をクリック>ツールをクリック>(ここで数秒待つと)音声入力が項目として出て来るので、クリックする。
⑮オーディオあるいはビデオファイルの再生を開始
⑯Googleドキュメントの音声入力を開始 (このとき⑮の再生で、すぐに音声が始まると頭が少し切れてしまいますが、あわてずにとりあえず進めます。自動でGoogleが入力している間は修正できませんし、イヤホン、スピーカーからは音が出ません。音声が小さかったり不明瞭だとGoogleが認識できないこともあります) Wordではディクテーション機能を使います。
⑰音声入力が終わったら、今度は音を出しながら、入力された文章を校正します。(このとき①のサウンド設定の出力をスピーカーに戻します)
質の高い文字起こしのためには最後の校正が重要ですね。GoogleのAIはまだきちんと筋の通った語句の選択、文章を構成するところまで達していません。それで音声をきちんと聞いて内容を理解しないと校正ができません。
あと、音楽や長い無音状態が入ると音声入力が止まってしまいますので、ご注意ください。
2022/10の時点では、Word on the web のディクテーション機能の方が、精度が高いです。また、Wordは途中であまり止まりません。
音声データを文字起こしするのに、この記事をぜひ役立ててください。
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